先日の東海・近畿地方の地震で、再び地震対策の必要性が盛んに言われています。台風と同様、事前の準備がいざという時に役立ちます。地震に対する安全対策についてご家族でじっくりとお話ししてはいかがでしょうか?
もしもの時の地震対策!
忘れた頃に不意におこる地震。少しでも不安を和らげるには、ふだんから気をつけておくことが大切です。「家具の固定」「家屋の耐震化」などの被害を防ぐ対策や避難先の確認など。再度、身の回りをチェックしてみてください。
阪神・淡路大震災のような大きな地震では、たとえ建物自体が大丈夫であっても、家具の転倒や調度品の落下による被害も多数ありました。
「家具の下敷きになる」「割れたガラスでケガをする」といったことだけでなく、倒れた家具が部屋の出入口や廊下をふさぎ、避難することができなかったケースもあったのです。日頃から、家具の固定がもちろんのこと、その配置も考えることが地震への備えとなります。
本棚 |
すきまがあると危険なのでブックエンドなどを活用します。 |
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照明器具 |
吊り下げ式の照明器具は、チェーンと金具を使って数カ所止めます。 |
タンス・棚 |
L字金具や支え棒などで天井と固定します。2段重ねタイプは上段と下段を金具で連結し、両開きタイプは扉が開かないように止め金具を付けましょう。ガラス面には飛散防止フィルムを貼っておくと安心です。 |
テレビ |
家臭の上などに置かず、できるだけ低い位置に固定します。 |
窓 |
就寝時には力一テンを引いておくとガラスの飛散防止に役立ちます。 |
暖房器具 |
ストーブは耐震自動消火装置付きのものを使用しましょう。 |
昭和56年に建築の耐震基準が改められたため、それ以降に建てられた住宅は耐震性が上がり、地震に対して強くなりました。
実際に、阪神・淡路大震災でも昭和55年以前の建物に被害が集中しました。
だからといって、昭和56年以降の住宅でも油断は禁物です。経年変化による劣化、台風や小さな地震による経年変化、交通車両による振動などによって、家自体が弱くなっている場合があるからです。
例えば次のような、ほんのちょっとしたことでも、地震による被害を引き起こす可能性があります。
とは言っても、住宅のどこが弱くなっているかなどは、わかりにくいものです。
そこで専門家による耐震診断をおすすめします。きちんと診てもらうことが、安心への近道です。
最近では、耐震診断や耐震改修の助成制度を設けている地方自治体(※)が増えてきました。
こういった制度も大いに利用したいものですね。
地方自治体により異なりますので、役所などできちんとご確認ください。
普段から、いざという時に持ち出す非常持出品を用意しておきましょう。
なるべく燃えにくい素材のリュックサックなどに入れて、取り出しやすい場所に保管しておいてください。
水 非常食3日分 通帳・免許証・保険証のコピー 厳禁
ラジオ・懐中電灯 生活用品 救急用品
とっさの時にあせらぬよう、また万が一の時のために、家族でしっかりと習熟しておきましょう。
地震による被害を軽減するには、事前の点検とメンテナンス(修理)が必要です。
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※商品の仕様・価格は変更になる場合がございます。ご了承ください。
※工事のお見積もりは、現地を確認させて頂いた上で、提示致します。