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22.雨といの役割ってご存知?

目立たなくても住まいを守る大切な部分、それが「雨とい」です。
普段、当たり前のような存在でなかなか目立たない雨といですが、とても大切な役割を持っています。雨といがない(壊れている)と屋根から流れてきた雨が地面に落ち、基礎、土台、外壁に跳ね返り、サビ、腐食をおこしてしまいます。また破損していると雨漏りの原因になったり、夜も眠れない音を立てたりとやっかいなことに。雨といは屋根と同様、雨から家を守るための必要な部位なのです。
雨といの役割とは!

- 雨水が軒先・軒裏や外庭にまわって建物が腐食することを防ぎます。
- 駆体や基礎廻りへの雨水の浸入によるジメジメなど湿気から住まいを守り、快適性を高めます。
- 軒下地面が雨だれで掘り下げられ、住まいの土台や庭木などへの悪影響を防ぎます。
雨といをお掃除して大雨や台風などの大雨時期に備えましょう!

「雨水は家の大敵」そこで!雨といの点検ポイント
家にとって最も大敵なのは雨水です。雨といの傷みや破損をそのまま放置すると、外壁や構造体までも痛め、時には家の土台が腐る原因にもなります。「軒とい」から雨水がたれたり、あふれたりする場合には、すぐに水漏れの場所を確認し、その状況に適した補修をする必要があります。
雨といQ&A
- Q1. 軒といの途中から雨がこぼれるのですが。
- 軒とい金具が曲がっているか、金具のピッチが広く軒とい地震が下がっていることが考えられます。積雪地方では長年の雪などにおされ金具が下がってしまいます。最近は300ミリごとに細かく金具を打ちます。また枯れ葉などゴミが詰まっていることも考えられます。
- Q2. 金具の見えない雨といをよく見かけますが、雪などへの強度は大丈夫ですか?
- 最近の製品は金具や軒とい本体の強度も強くなり心配はないと思います。しかし、吊り金具から比べると受け金具の方が強度は強いと思います。見栄えも大切ですが、メンテナンスのことも考えて商品を選びましょう。
- Q3. 雨といに枯れ葉がたまり困っています。よい対策はありませんか?
- 定期的な掃除が1番効果的です。しかし2階部分3階部分など、雨といまでの高さを思うと危険が伴います。枯れ葉ネットを取り付けるなど予防することをおすすめします。

雨といの種類 (※画像・商品説明は商品それぞれのメーカー説明からの抜粋です。)
雨といの材質もステンレス、ガルバリウム、アルミ、スチール、塩化ビニールなどと様々なバリエーションがあります。塩ビ製の雨といは物が当たると破損しやすく、雪の重みにも弱いという欠点があります。しかし、プラスチック材でできているので腐食せず軽いために組み立てが簡単です。 しかも安価であることから、新しい住宅のほとんどは塩ビ製が使われています。住宅のデザインにあわせてさまざまな形状(丸型・角型など)があります。
多雨多湿。日本のハードな気象条件に耐える、ナショナル雨といアイアン
強度・耐震に優れた商品を使った施工で、積雪による雨といのたわみ、紫外線による色あせなどを抑えます。厳しい自然環境から住まいの美しさと資産価値を守ります。
- 伸び縮みが少なく、曲がりにくい
- 夏の炎天下においても、膨張・変形がほとんどなく、たわんだり、ねじれたりしません。雪や風の荷重にも強い設計です。
- 割れにくい
- 台風などでは吹き飛ばされた瓦や木の枝が雨といに当たることもしばしば。
こんなとき、インサートされたスチール芯が優れた耐衝撃性を発揮します。
雨といの素材革命。ハイパーコンポジェット樹脂を採用。
セキスイ雨といアーバントップΣシリーズ。
硬質塩化ビニールに特殊材料を複合したハイパーコンポジェット樹脂は、低伸縮性機能を達成し、出隅~出隅間16mまで伸縮処理が不要です。
耐久性、施工性に優れた雨といです。
新開発インサイド方式で、接続が容易
- 軒とい同士の接続には、従来方式のアウトサイドタイプと、軒とい内側に装着し、軒先をすっきり見せる新開発のインサイド方式があります。
雪や風の荷重にも強い設計です。
- Σシリーズは多雪地に対応可能な市ジグを開発。積雪地での対応が可能になり一般地では支持具のピッチを拡大できコストダウンが図れます。
(積雪100cm以上の多雪地については必ずご相談下さい)
- 商品の仕様・価格は変更になる場合がございます。ご了承ください。
- 工事のお見積もりは、現地を確認させて頂いた上で、提示致します。